【シンガポール航空】預け荷物について液体など禁止ルールを紹介！追加料金はいくら？

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シンガポール航空の預け荷物のルールは路線やクラスによって大きく変わるため、初めて利用する人はもちろん何度か搭乗したことがある人でも迷いやすいポイントです。

重量制と個数制の違いは無料で預けられる重さや数に影響し事前に知っておくことで追加料金を避けられます。

サイズ制限や禁止品の扱いも気を付けるべき点が多く空港カウンターで慌てないためには事前の確認が重要です。

この記事では公式情報を分かりやすくまとめ利用者が安心して荷物を預けられるように解説していきます。

◆記事のポイント

* 無料で預けられる重さや個数の基準が分かる
* サイズ制限と大きい荷物の注意点が分かる
* 超過料金の仕組みと節約方法が分かる
* 液体や禁止品で気を付けることが分かる

【シンガポール航空】液体など預け荷物の基礎知識｜追加料金はいくら？

何キロの目安
個数のルール
サイズの確認
エコノミークラスでのルール
何時間前から受付？

何キロの目安

シンガポール航空を利用する時、一番気になるポイントが預け荷物の重さの上限じゃないかなと思います。ここでは、「何キロまでOKなの？」という疑問を、できるだけわかりやすくまとめていきますね。最初に結論から言うと、預け荷物の許容量は搭乗する座席クラスや渡航先によって大きく変わるのが特徴です。公式サイトなど信頼できる情報をベースに、細かいルールや気をつけたい点も網羅して解説します。

まず、シンガポール航空では、アメリカ行き（発）便かどうかによって制度が異なります。アメリカ行き・アメリカ発の便は「個数制」となり、それ以外の多くの国際線は「重量制」なんですよ。これは他の航空会社とも共通しているルールですが、意外と知られていないところかも。

＜座席クラス別・重量制の預け荷物の目安（アメリカ行き以外）＞

クラス	無料預け荷物許容量
ファースト/スイート	50kg
ビジネス	40kg
プレミアムエコノミー	35kg
エコノミー（フレックス/スタンダード）	30kg
エコノミー（バリュー/ライト）	25kg

「PPSクラブ」や「クリスフライヤー・エリートゴールド」などの上級会員なら追加で重量がもらえるという特典も用意されています。ちなみに、幼児（座席不要）は10kgまでOKです。家族旅行でも安心ですね。

次に、アメリカ行き・アメリカ発の「個数制」では、クラスによって1人2個（23kgまたは32kgまで／個）が基本になっています。この場合も上級会員はプラス1個または2個が追加されます。荷物1個あたりの重さと個数、両方に注意しましょう。

「でも、重ささえ守れば何個預けてもOK？」と考える人もいるかもしれませんが、実は1個あたりの上限は32kgと決まっています。どれだけ預けられるとしても、1つのスーツケースが32kgを超えると預かってもらえません。これには各国の労働安全衛生規則（重たい荷物を運ぶ空港スタッフの健康を守るためのルール）が絡んでいるためです。

また、目的地によっては「より厳しいルール」が適用されることもあるので、念のため自分のチケットや旅程の注意書きを事前にチェックしておくのが安心かなと思います。

気をつけたいのは、乗り継ぎ便やコードシェア便の場合。最初の便や最重要航空会社（旅程の中で最も距離の長い区間を担当する会社）が手荷物ルールの決定権を持っているパターンがあるんです。こうした場合、シンガポール航空以外の手荷物規定が適用されることもあるので注意が必要ですよ。

最後にもう一度まとめると、シンガポール航空の預け荷物は「何キロまでOKか」はクラスや渡航先で大きく変わります。旅行直前には必ず公式サイトや航空券に記載された情報をチェックしてください。超過分にはしっかり追加料金が発生するので要注意です。荷物の重さ管理、これけっこう大事ですよ。

【参照】
・Singapore Airlines 受託手荷物 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/checked-baggage/
・ファーサイトシンガポール航空の荷物受け入れ情報 https://www.firsight.jp/sq/baggage/
・Singapore Airlines 手荷物許容量 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/baggage-allowance/

個数のルール

預け荷物の個数ルールについても、「ちょっとややこしそう」と感じる人は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、こちらも搭乗する便がアメリカ行きかどうかで制度が分かれます。アメリカ路線以外は「重量制」、アメリカ行き・アメリカ発は「個数制」です。細かい点までしっかり整理してみました。

まず、アメリカ以外の渡航先の場合は「合計何kgまで」というルールだけで、預ける荷物の個数には制限がありません。例えば、エコノミークラス（スタンダード）の場合は合計30kgまでなら2個でも3個でも、細かく分けて預けることができるということですね。ただし、1個あたりの重さは32kgを超えないように注意が必要です。スーツケースが大きすぎる場合は分ける必要があります。

一方で、アメリカ発着の便は「個数制」が採用されています。この場合は、例えばエコノミークラスなら1人2個まで、1個あたり23kgまで預けることができます。ビジネスクラス以上になると、1個あたり32kgまでとなります。表でまとめると以下の通りです。

クラス	個数（アメリカ発着）	1個あたりの最大重量
ファースト/スイート	2個	32kg
ビジネス	2個	32kg
プレミアムエコノミー	2個	23kg
エコノミー	2個	23kg

また、PPSクラブ会員やクリスフライヤー・エリートゴールド会員などは追加で1〜2個預けられる特典もあります。家族での旅行や長期滞在の場合にとてもありがたいですよね。

さらに、乳幼児連れの場合は特例として、座席を使わない乳幼児にも10kgまたは1個（クラスによる）の無料許容量が認められているだけでなく、ベビーカーやカーシートなども預けることができるという情報があります。子ども連れの方も安心です。

注意点としては、経由便や複数の航空会社を利用する場合。前述の通り、最初のフライトや旅程の中で一番距離の長い区間を担当する航空会社（最重要航空会社）が、預け荷物ルールの決定権を持つ場合があります。そのため、シンガポール航空以外の手荷物規定が適用されることもあるので注意してください。

こうした事情もあり、旅行前に自分のフライトの手荷物規定を改めて航空券や公式サイトで確認しておくことが安心につながるかなと思います。超過する場合は、空港で追加料金を支払うか、事前にオンラインで割引料金で追加荷物を予約しておくのもおすすめですよ。

【参照】
・Singapore Airlines 追加手荷物 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/additional-baggage-charges/

サイズの確認

シンガポール航空を利用する際、預け荷物のサイズ制限がどれくらいなのかは気になるポイントですよね。重さばかり気にしていると、サイズオーバーで追加料金が発生することもあるため、事前にきちんと確認しておくと安心です。今回は、公式情報を元に、預け荷物のサイズ制限について詳しく解説していきます。

まず、シンガポール航空での預け荷物は、原則として「3辺（縦・横・高さ）の合計が158cm以内」に収める必要があります。これは国際的に標準的なサイズで、多くの航空会社でも採用されているルールです。荷物の一辺が極端に長い場合や、全体が大きい場合は注意が必要ですよ。

チャンギ空港（シンガポールの主要空港）で預ける場合、特別な大型荷物の最大サイズも定められています。「縦200cm×横75cm×高さ80cm」というのが、1つの荷物で許される最大の大きさとされています。普段のスーツケースであればまず問題ありませんが、スポーツ用品や楽器など特殊な荷物を預ける場合は、このサイズを超えていないかしっかり確認しておきましょう。

気をつけてほしいのが、荷物が複数ある場合です。3辺合計158cmを超えた荷物を預けると、たとえ重さが規定内でも超過料金がかかる場合があります。しかも、超過料金は区間や路線によって大きく変わるので、旅行前に自分の行き先でのルールを再チェックするのが大事です。

実際にサイズを測る時のコツとしては、取っ手や車輪、ポケットなど、荷物の本体から飛び出している部分も必ず含めて計測してください。公式サイトでも「突起物を含めて計測する」ように明記されています。空港カウンターで測り直しになり、思いがけない出費につながるケースもよくあります。

ここで、サイズ制限をまとめて表にしました。

区分	サイズ制限
受託手荷物（基本）	3辺合計158cm以内
シンガポール・チャンギ空港での最大	縦200cm×横75cm×高さ80cm

一方で、サイズオーバー荷物や特別な形状の荷物を持ち込む場合、事前に航空会社へ相談することを推奨されています。スポーツ用品や楽器などの扱いはルールが異なる場合も多いので、不安なときは事前にカスタマーサポートに確認すると安心です。

最後に、他にも注意したいポイントがあります。乗り継ぎ便や他社便を含む場合、それぞれの航空会社のルールに従うことになるケースもあります。とくにLCC（格安航空会社）との連携便では、もっと厳しいサイズ制限があることも。念のため、全旅程の手荷物規定をチェックすることをおすすめします。

ちなみに、サイズオーバーした場合の追加料金はかなり高額になる場合もあるので、スーツケース選びの段階から158cmを目安に選ぶと安心ですよ。新しく購入する場合は、店頭でサイズをしっかり確認することも大切です。

【参照】
・Singapore Airlines 手荷物許容量 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/baggage-allowance/

エコノミークラスでのルール

シンガポール航空のエコノミークラスでの預け荷物のルールを知りたい方も多いのではないでしょうか。エコノミーは、もっとも多くの人が利用するクラスなので、荷物の重さや個数、サイズ制限についてしっかり理解しておくとトラブル回避につながります。ここでは、エコノミークラスの預け荷物ルールを中心に、公式サイトや実際の利用者データをもとに解説していきます。

エコノミークラスの預け荷物は、主に「重量制」が採用されています。具体的には、通常のエコノミークラス（フレックス・スタンダード）は1人あたり30kgまで、エコノミーライトやバリューの場合は25kgまでが無料で預けられる上限です。ただし、これは「アメリカ行き・アメリカ発」以外の便に適用されます。アメリカ方面では個数制になり、1人2個まで（各23kg以内）が基本ルールです。

ここで、エコノミークラスの預け荷物許容量を表にまとめました。

クラス（エコノミー内訳）	無料預け荷物重量	個数制（米国発着）
フレックス/スタンダード	30kgまで	2個（各23kgまで）
バリュー/ライト	25kgまで	2個（各23kgまで）

上記の重さ・個数は、PPSクラブやクリスフライヤー・エリートゴールド、スターアライアンスゴールド会員の場合は、さらに追加で10〜20kgや1個多く預けられるなど、特典があります。該当する方は航空券や会員証をしっかり確認してみてください。

注意したいのは、重量制のフライトでは「合計重量」だけがカウントされるため、スーツケースを何個に分けても合計が上限以内なら問題ありません。ただし、1つの荷物が32kgを超えると受け付けてもらえませんので、スーツケースを2つに分けるなど工夫が必要です。

逆にアメリカ発着の個数制の便では、各荷物の重さや個数を超えると、超過料金がすぐに発生します。この超過料金はルートや時期によって異なりますが、数万円単位になることもあるので、しっかり事前確認しましょう。

荷物以外の注意点として、乳幼児連れの方は10kgまでの荷物と、折りたたみ式ベビーカーやカーシートを無料で預けることができるルールがあります。家族旅行の場合は、これもチェックポイントですね。

そして、前述の通り、乗り継ぎやコードシェア便など、他の航空会社が絡む場合には、その会社の規定が優先される場合があります。最終的には、自分の持つ航空券や予約サイトの規約、公式サイトで再確認するのがいちばん安心だと思います。

最後に、荷物が多くなりそうな場合は、オンラインで事前に追加料金を払うことで、空港よりも割安で預けられるという情報もあります。節約したい方は、公式サイトのマイページなどを活用してみてください。

何時間前から受付？

シンガポール航空での旅の準備をしていると、「預け荷物って何時間前から受け付けてもらえるの？」という疑問が自然と湧いてくるはずです。フライト当日、慌ててしまわないように、ここではチェックインカウンターのオープン時間や手続きの流れ、オンラインで事前にできること、さらに余裕を持って行動するためのコツまで、詳しく解説していきます。実は、空港によって細かいルールが異なる場合があるため、自分の出発地や利用する空港の公式サイト情報も念のため確認しておくと安心ですよ。

まず、シンガポール航空では、国際線フライトの場合、基本的に出発予定時刻の3時間前からチェックインカウンターがオープンし、預け荷物の受付が始まることが多いです。これは、世界各国の主要空港で共通しているケースが多く、スムーズに手続きを進めるための目安とされています。たとえば、午前11時発のフライトなら朝8時頃からカウンターで荷物を預けられる計算です。ただし、繁忙期や特定の空港では、もっと早く受付が開始される場合や、逆に2時間前からしかオープンしないこともあります。

ここで、主要空港の一般的な受付開始時間と締切時間を表にまとめました。

空港・出発地例	預け荷物受付開始	預け荷物受付締切（目安）
シンガポール・チャンギ空港	出発3時間前	出発40分前（推奨は1時間前）
成田・羽田・関空	出発3時間前	出発60分前～40分前
その他主要国際空港	出発2〜3時間前	出発60分前～40分前

このように見てみると、空港ごとに微妙な違いはあるものの、ほとんどの場合3時間前から荷物を預けられると考えてOKです。シンガポール航空の公式サイトによると、締切は出発の40分前ですが、実際には混雑やセキュリティチェック、出国審査の混み具合を考えると、最低でも出発の1時間〜1時間半前には預け荷物の手続きを済ませておくのが安心です。

このとき大事なのが、オンラインチェックインや自動チェックイン機の活用です。フライトの48時間前からオンラインで搭乗手続きができるので、事前にチェックインを済ませておけば、空港では預け荷物カウンターに直行するだけでOKという仕組みになっています。これならカウンターでの待ち時間が大幅に短縮できるので、特に出発が早朝や深夜の便、あるいは小さい子ども連れやグループ旅行の場合にも便利ですよ。

また、早めに空港に到着しておけば、荷物のサイズ超過や重量超過、禁止品の混入など、思わぬトラブルにも余裕を持って対応できます。たとえば、スーツケースが規定より重かった場合、空港で荷物を詰め替えたり、追加料金の手続きをしたりする必要が出てくるので、ギリギリに到着するととても焦ることになるかも。さらに、空港によっては「カウンターが混雑していて長蛇の列」ということもあります。出発前にカフェで休憩したり、免税店をゆっくり見たりするためにも、余裕を持った行動をおすすめします。

経験上よくあるのが、「オンラインチェックインをしたのに、荷物預けカウンターの場所が分からずウロウロしてしまった」という失敗や、「保安検査場が予想外に混んでいて、出発時間ギリギリになってしまった」などのパターンです。こういった事例を見ても、やっぱり早め行動が安心につながると言えるでしょう。

ちなみに、特別な大型荷物やスポーツ用品、ペットの輸送を希望する場合は、通常の預け荷物カウンターとは別の窓口や手続きが必要になる場合があります。あらかじめ航空会社のカスタマーサービスに問い合わせておくのが安全策です。

まとめると、シンガポール航空の預け荷物は、原則として出発3時間前から受付が開始されると考えて問題ありませんが、細かいルールは空港ごとに違うことがあるため、公式サイトや予約確認書、利用する空港の案内を確認するのがベストです。これだけ準備しておけば、当日は焦らず余裕を持って搭乗ゲートに向かえますよ。

【参照】
・Singapore Airlines 空港案内 https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/airport/
・Singapore Airlines オンラインチェックイン https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/check-in/

【シンガポール航空】預け荷物の追加料金と液体などのルール

追加料金いくら？
超過料金
事前の割引
液体の扱い
禁止品一覧

追加料金いくら？

預け荷物が無料の範囲を超えてしまった場合、どれくらい追加料金がかかるのかは旅行前に気になるポイントですよね。公式サイトによると、シンガポール航空の追加料金は「荷物の重量」や「路線（行き先）」によって細かく設定されています。ここでは、具体的な金額や事前支払いの割引、よくあるケースをしっかりまとめておきます。あなたの「いざ空港で追加料金を払うことになったら？」という不安も、この記事でスッキリ解消できるはずです。

まず押さえておきたいのは、シンガポール航空の追加料金は、大きく「重量制」と「個数制」の2パターンに分かれることです。アメリカ行き・アメリカ発着の便は個数制、それ以外のほとんどの国際線は重量制になります。それぞれの仕組みについて、以下の表で整理します。

制度	路線	追加料金の計算方法
重量制	米国以外の路線	超過した1kgごとに課金
個数制	米国路線	超過した1個ごとに課金

重量制の場合、例えば日本−シンガポール間だと、無料手荷物許容量を超えた分は「1kgごと」に追加料金が発生します。2024年6月時点で、公式サイトの情報によると、日本−シンガポール間の超過料金は「1kgにつき30米ドル（オンライン事前購入なら24米ドル）」とされています。空港カウンターで直接支払うよりも、オンライン事前決済のほうが10〜25％ほど安くなります。

路線によっては追加料金がかなり高額になることもあるため、旅程ごとに下記の表を参考にしてみてください。

代表的な区間	超過料金（1kgあたり）	オンライン事前決済（目安）
日本−シンガポール	30米ドル	24米ドル
シンガポール−東南アジア近隣	8〜16米ドル	7〜14米ドル
シンガポール−欧州/アフリカ	55米ドル	44米ドル
シンガポール−中東/オセアニア等	30〜60米ドル	24〜48米ドル

個数制の場合（アメリカ発着）、無料手荷物の個数を超えた場合、1個ごとに150〜350米ドル程度が加算されることが多いです。これもオンライン決済だと2割ほど安くなるパターンがあります。

追加料金を節約したいなら、出発の6時間前までにオンラインで決済するのがいちばんおすすめです。たとえば、1kgオーバーであっても、オンラインなら24米ドルですが、空港で支払うと30米ドルになってしまいます。急な追加料金で焦らないためにも、重さをしっかり計測しておきましょう。

なお、スーツケース1個あたりの重さは32kgを超えてはいけません。32kgを超えた場合は、追加料金を払っても預けられないので、注意が必要ですよ。

経験者の口コミなどを見ると、「帰国便でお土産を買いすぎて追加料金を払うことになった」「空港で予想以上に高い請求があった」というケースも少なくありません。荷物の重さを自宅で一度はチェックする、または必要に応じてオンラインで事前追加購入をしておくのがトラブル回避のコツです。

また、特別な大型荷物やスポーツ用品の場合、通常の超過料金とは別に追加料金がかかることがあります。こちらも事前に航空会社へ確認するのが安全です。

最後に、追加料金の計算方法や路線別の金額は予告なく変更されることがあります。必ず最新の公式サイト情報で再確認してから出発するようにしましょう。追加料金は「思っていたより高い！」となりがちなので、少し余裕を持ったパッキングがおすすめです。

超過料金

預け荷物が無料枠をオーバーしてしまった場合、超過料金がいくらかかるのかは、多くの方が気になるところですよね。ここでは、シンガポール航空の超過料金の仕組みや実際の金額、そしてよくあるミスや節約のコツについて、網羅的に解説していきます。公式サイトの最新情報をもとに、あなたの疑問や不安をひとつずつ解消します。

まず、シンガポール航空の超過料金は「超過する荷物の重さ」や「個数」、「路線（目的地や出発地）」によって細かく設定されています。例えば、アメリカ発着便の場合は「個数制」、それ以外は「重量制」となっているのが大きな特徴です。日本−シンガポール間などでは重量超過1kgごとに課金、アメリカ路線では個数ごとに課金されます。さらに、荷物1個あたり32kgを超えると分割が必須になる点も押さえておきましょう。

細かな金額については下記の表を参考にしてください。

超過料金の区分	重量制超過料金（1kgごと）	個数制超過料金（1個ごと）
日本−シンガポール	30米ドル	150米ドル
シンガポール−東南アジア	8〜16米ドル	120〜150米ドル
シンガポール−欧州/アフリカ	55米ドル	200〜350米ドル
シンガポール−中東/オセアニア	30〜60米ドル	200〜250米ドル

※オンライン事前決済の場合、最大25％割引になることもあります。

この金額は2024年時点の例で、航空会社やルート、為替レートによって多少前後します。追加で「サイズオーバー」や「重量オーバー」が重複する場合は、さらに追加料金が必要になるので、トータルコストに注意が必要です。

事前に超過がわかっている場合は、シンガポール航空の公式サイトやマイページから「追加手荷物の事前支払い」ができます。このオンライン決済を利用すると、空港カウンターで支払うより最大25％ほど安くなります。たとえば、空港で支払うと1kgあたり30米ドルでも、オンラインだと24米ドル程度になる場合があります。余計な出費を防ぐためにも、旅行前の事前計測とオンライン申請は強くおすすめできます。

実際によくある失敗として、「家で荷物を測った時はギリギリOKだったのに、空港の秤でオーバーしていて追加料金が発生した」「お土産をたくさん買った帰国便で想定外の高額請求を受けた」などのケースが見受けられます。こういったトラブルを避けるためには、荷物の重さやサイズを事前にしっかり測っておく、できれば余裕を持ったパッキングを心がけるのがコツです。

また、コードシェア便や他社乗り継ぎ便では、シンガポール航空ではなく運航航空会社の規定が適用される場合があります。自分の利用便の条件を必ず確認しておきましょう。

最後に、超過料金に関するルールや金額は突然変更になることがあるため、必ず出発前に公式サイトで最新情報をチェックしてください。荷物のトラブルは旅行全体のストレスになるので、しっかり準備して、安心してフライトを楽しんでくださいね。

【参照】
・ファーサイトシンガポール航空の超過手荷物料金について https://www.firsight.jp/sq/baggage/fee/

事前の割引

シンガポール航空を使って海外旅行や出張に行くとき、つい荷物が増えてしまうことってありますよね。無料で預けられる範囲をオーバーした場合、「超過料金ってどれくらい取られるの？」と不安になる人も多いはずです。そんな時に知っておくと得するのが、事前の割引制度。ここでは、超過料金の基本から、どんな時にどれくらい割引になるのか、賢い利用方法まで徹底解説します。

まず最初に押さえておきたいのが、シンガポール航空の超過料金は「空港カウンターで支払うより、オンライン事前購入の方が安くなる」仕組みです。2024年6月現在、公式サイトでは「空港での追加手荷物料金より、オンラインでの事前決済の方が最大で25％割引になる」とされています。つまり、同じ1kgオーバーでも空港で払うより事前申請の方が断然おトクなんです。

たとえば日本−シンガポール間の場合、1kg超過ごとに空港払いで30米ドル、オンライン事前決済だと24米ドル。この差はけっこう大きいですよね。ほかの路線でも同様で、公式サイトや予約管理ページで事前購入が可能です。

割引を適用するには、フライト出発の6時間前までにオンラインで超過分を申請・支払いする必要があります。多くの場合、航空券の予約管理ページや専用アプリから手続きができるので、旅行前に重さを測って余裕を持って決済しておくと安心です。

下記に、代表的な超過料金の違いを表にまとめました。

路線例	空港払い（1kgごと）	事前オンライン決済（1kgごと）	割引率（目安）
日本−シンガポール	30米ドル	24米ドル	20％〜
シンガポール−欧州	55米ドル	44米ドル	20％〜
シンガポール−東南アジア	8〜16米ドル	7〜14米ドル	10〜15％

この割引は個数制（アメリカ路線など）でも適用され、超過1個ごとの追加料金が空港より2割程度安くなる場合があります。たとえばアメリカ行きの便で3個目のスーツケースを預ける場合、空港だと200米ドルがかかるところ、オンラインだと160米ドルになるといった具合です。

メリットだけでなく、注意点もあります。事前決済した手荷物のキャンセルや変更はできない場合が多いので、最終的な荷物の重さが確定してから申請しましょう。また、割引料金は予告なく変更されることがあるため、必ず予約時や支払い直前に公式サイトで確認するのが大事です。

よくある失敗事例としては、「家で計測した時はギリギリ大丈夫だったけど、空港で測ったらオーバーしていた」というケース。空港の秤で計ると家の体重計と微妙に誤差が出ることも多いので、余裕を持ってパッキングし、もし微妙ならオンライン事前決済で備えておくのが安心だと思います。

割引を最大限活用するには、旅行出発の前日までに自分の荷物をしっかり計測し、必要があればマイページや公式アプリから追加分を申し込むのがおすすめです。また、荷物が増えそうな旅行では、あらかじめ余裕のあるプランで申し込むのもアリかも。

こうした割引制度は、節約だけでなく、空港カウンターで焦らずに済むというメリットもあります。長蛇の列に並ばなくていいし、言葉の壁で追加料金の説明に戸惑う心配もグッと減りますよ。

最後に、追加手荷物の料金や割引条件は変更になることがあるため、公式サイトの最新情報をしっかり確認してください。これだけ知っていれば、当日「しまった！」とならずにすむはずです。

液体の扱い

国際線の預け荷物で特に悩みやすいのが「液体の扱い」だと思います。シャンプーや化粧水、お酒や調味料など、液体を預けるときにどんなルールがあるのか、シンガポール航空の公式ルールとあわせて分かりやすく解説します。

まず、預け荷物に液体を入れる場合、基本的には量や種類の制限は機内持ち込みよりも緩やかです。たとえば、1本500mlのシャンプーや1リットルのワインなど、容量が大きいものでも預け荷物に入れておけばOKとされています。機内持ち込みの場合は100ml以下、透明な袋にまとめるルールがありますが、預け荷物ならその制限は適用されません。

ただし、「危険物」「爆発物」「引火性液体」などは厳しく制限されています。スプレー缶やガスライター、アルコール度数が高い酒類（70％以上）は公式サイトでも持ち込み不可とされています。ちなみに、香水やエアゾール（スプレー）製品についても、航空会社や路線、出発国の法律によって細かいルールが異なります。

参考までに、預け荷物で許可・禁止されている液体の一例をまとめました。

液体の種類	預け荷物	注意点
シャンプー・化粧水	持ち込み可	容器の破損や漏れに注意
アルコール飲料	持ち込み可	アルコール度数70％未満、5Lまで
スプレー缶	条件付き可	容量制限・航空法に注意
引火性液体・ガソリン	持ち込み不可	完全禁止
医薬品（液体）	持ち込み可	念のためラベル明記が安心

また、預け荷物に入れる液体は、万が一の漏れや破損に備えて、ビニール袋やラップで二重に包むのがおすすめです。現地に着いたら液漏れで全てがベタベタ……というトラブルは意外と多いので、余裕を持って梱包しましょう。

さらに、お土産で持ち帰るお酒や調味料も、「一人当たり何リットルまで」といった制限が税関ごとにあります。国や空港によって追加の制限が設けられていることも多いので、渡航先や帰国地の税関ルールもあわせてチェックしてください。

経験上、荷物検査で「液体が大量に入っていたため、荷物が開封されていた」という話も珍しくありません。高価な化粧品やワイン、お土産の瓶詰めなどは、必ず衝撃対策とラベルの明記、分かりやすい梱包を意識しておくと安心です。

最後に、液体類に関するルールは、時期や国際情勢により変更されることがあります。必ず出発前にシンガポール航空や空港、税関の公式情報をチェックして、安全・安心な旅の準備を進めてください。

【参照】
・Singapore Airlines 危険物・禁止物リスト https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/baggage/dangerous-goods/

禁止品一覧

海外旅行や出張の準備中、「これ、預け荷物に入れて大丈夫かな？」と不安に思ったこと、ありませんか？シンガポール航空でも、国際的なルールや安全基準に基づいて、預け荷物に入れてはいけないものがしっかりと定められています。うっかりNGアイテムを預けてしまうと、空港で荷物を開封されるだけでなく、最悪の場合フライトに搭乗できないリスクもあります。ここでは、最新の公式情報を元に、シンガポール航空で禁止されている代表的なアイテムや、気をつけたいポイント、よくある注意点を詳しくまとめました。

まず、基本的な禁止品から見ていきましょう。航空機の安全運航のため、爆発物や可燃性物質、毒物など、明らかに危険なアイテムは世界共通でNGとされています。代表的なものを表で整理します。

禁止品カテゴリ	例	コメント
爆発物	花火、クラッカー、弾薬	すべての花火・弾薬類は機内/預け荷物ともに禁止
可燃性物質	ガソリン、シンナー、溶剤、ライター燃料	スプレー缶も種類によって禁止
毒物・腐食性物質	農薬、漂白剤、強酸・強アルカリ液	日常の洗剤・漂白剤も該当することがある
高圧ガス	カセットガス、エアゾール（一部）	調理用ガス・一部のスプレー缶も禁止
放射性物質	放射線を発する計測器など	一般利用ではあまり該当しないが念のため注意
マグネット類	強い磁石、業務用磁気装置	他の荷物や航空機器に悪影響が出るため禁止
その他危険物	自転車バッテリー（リチウム電池搭載）、強力な発火装置	大型バッテリーは特に注意

さらに、リチウム電池やバッテリーは特別なルールがあります。リチウムイオン電池（モバイルバッテリーやノートパソコン用など）は、容量によっては預け荷物ではなく機内持ち込み限定となっています。多くの場合、160Whを超えるものやバッテリー単体は預け荷物NGです。スマホやノートパソコン本体に内蔵されている電池であれば基本的にはOKですが、万が一不明な場合は事前に航空会社へ確認するのが安全です。

液体に関しては、前述の通りアルコール度数が70％を超えるお酒や引火性液体はNG。エアゾールスプレー（整髪料や制汗剤など）は、一部例外を除き持ち込みや預け入れが可能ですが、可燃性・高圧ガス・有害成分入りの場合は禁止されています。

ここで、うっかりやりがちなNG例をいくつか紹介します。

お土産で買った花火やクラッカー：日本国内でもNG、海外からの持ち帰りも当然NGです。
自分用のキャンプ道具：カセットコンロやガス缶は預け荷物でもアウトです。
大型バッテリーやパワフルなリチウム電池：ドローン用や電動自転車用は特に要注意。
洗剤や薬品：漂白剤や除草剤も、日常生活でよく使うものですが、航空会社では毒物・腐食性物質扱いです。

NGアイテムをうっかり入れてしまった場合

空港でX線検査や保安検査の段階でNGアイテムが見つかると、預け荷物の開封や没収、追加の手数料が発生することもあります。フライトのチェックイン締切ギリギリだと、最悪搭乗自体ができなくなるリスクもあるため、前もって中身をしっかり確認しましょう。

専門用語解説：リチウム電池とバッテリー

リチウム電池（リチウムイオン電池）は、小型で大容量なためスマホやノートパソコン、モバイルバッテリーなどに広く使われている充電池の一種です。Wh（ワット時）という単位で容量が表され、160Whを超えるものは飛行機への持ち込み・預け入れが厳しく制限されています。詳しくは公式サイトの危険物リストを参考にしてください。